新規放射線取扱者になるためには
本学では「放射線取扱者登録管理システム:UTRadMS(ユーティーラドムス)」が運用されており、放射線取扱者の登録申請、全学講習会の受講や新規健康診断の申込手続きはウェブ上で一本化され、取扱者個人がオンラインで手続きをおこないます。
東京大学理学部・大学院理学系研究科で新規に放射線取扱者として認可を希望する方は、オンラインe-Learningによる全学講習会の受講(免除規定あり)、理学部放射線講習会の受講、および新規放射線取扱者健康診断の受診が必要です。
なお、理学部で放射線取扱者として登録されている継続取扱者も、法令により、毎年度1回、理学部講習会の受講が義務付けられており、受講しなかった場合、取扱資格が中止になります。ただし、取扱内容がエックス線のうち「X-AB」のみの取扱者に関しては、新規に取扱を開始する前に1回だけ受講すればよく、2年目以降の受講は求めていません。
以下、新たに放射線取扱者となるために必要な具体的な手続きと流れについて説明します。
手続きの流れ
UTRadMSを利用するには本学の共通ID(10桁の数字)を持っていることが前提となります。共通IDを持っていない方は、専攻事務室等で手続きをしてください。
1. 登録申請
UTRadMS上で放射線取扱者の登録申請をする。
研究室等に放射線管理に関する研究室等担当者(准教授・助教など)が居ます。まずは研究室内で先生に相談のうえ、必ず、研究室等担当者の了解を得てから、登録申請をしてください。
注1:UTRadMSには学外からもログイン可能です。
注2:学生はUTokyo Portalにアクセスできません。「放射線取扱者登録管理システム ログイン・取扱者操作マニュアル」をクリックし、ログインしてください。学外からもアクセス可能ですが、東大の共通IDに紐付けされたGoogleアカウントでログインしておく必要があります。
放射線取扱者登録管理システム(UTRadMS)[ https://utradms.adm.u-tokyo.ac.jp/sinsei ]
放射線取扱者登録管理システム ログイン・取扱者操作マニュアル [ https://sites.google.com/g.ecc.u-tokyo.ac.jp/utradms ] (閲覧には「g.ecc.u-tokyo.ac.jp」アカウントでのログインが必要)
注3:申請に際して取扱内容を選択します。理学部では「R I法・電離則」項目のみで、炉規法や医療法は該当しません。システムの入力に際しては以下の図も参照ください。
【重要】登録するメイルアドレスについて
メイルアドレスをGmail(@gmail.com)にした場合、UTRadMSからの自動送信メイル受け取りの不具合が複数件発生しています。登録メールアドレスは、極力、学内メイル(@g.ecc.u-tokyo.ac.jp、またはそのエイリアス)にしてください。
2. 健康診断
登録申請が承認されると、UTRadMSからメイル通知が届く。通知に従いUTRadMSから新規放射線取扱者の健康診断の手続きをする。
ウェブ問診内容の確認後(保健センターでの一次判定後)、メイルが届くので、指示に従い受診予約をする。
(ただし、取扱内容が「X-AB」のみの取扱者は健診不要)
くわしくは「新規健診」のページを参照。
3. 全学講習会
UTRadMSから全学講習会の受講を申し込み、e-Learningで受講。
(他学部や他大学等で放射線取扱者であった人は、全学講習会が免除になることがあります。提出すべき証明書等については、研究室等担当者を通じて放射線管理室にご確認ください。)
4. 理学部講習会
理学部講習会を受講。
一般講習会については本ウェブサイト「講習会」の項目を参照。
(理学部講習会には、放射線管理室が実施する理学部一般講習会と3号館独自の講習会とがあります。3号館RI実験室の利用者は3号館での講習会を受講してください。ただし、エックス線も利用する人は理学部一般講習会を受講してください。)
なお、上記2〜4の手続きに関し、その順序は問わない。
5. 認可申請
2〜4の受講・受診を終了後、その旨を研究室等担当者に伝える。
研究室等担当者から放射線管理室へ、放射線取扱者の認可申請書を提出する。
6. 認可
条件を満たしていれば、放射線管理室にて認可される。
(認可手続きには時間がかかる場合があるので、あらかじめご了承ください。)
7. バッジ交付
ルミネスバッジ(個人線量計)が交付される。ただし、X-ABのみの取扱者を除く。
8. 装置使用教育・許可
エックス線装置の取扱者は、取扱う装置の装置責任者から使用方法等の説明を受け、取扱の許可を得ること。